<第67号>公教育の揺らぎと教育経営

まえがき(紀要編集委員長 南部初世)

 

<特集>公教育の揺らぎと教育経営

  • 日本型公教育・学校システムの変容と教育経営(北海道大学 篠原岳司)
  • 学校内部組織と外部関係の変容―「チームとしての学校」の下での多職種協働を再考する―(常葉大学 平井貴美代)
  • 「教授-学習」の政策イナクトメントに関する一考察―「個別最適な学び」の受容とデジタルツールの影響―(茨城大学 加藤崇英)
  • 現代教育改革における地方教育行政の役割変容と教育経営研究の課題―学校に対する教育委員会の支援的役割の政策的議論と揺らぎに着目して―(兵庫教育大学 大野裕己)
  • 人口減少社会と高等学校制度改革(兵庫教育大学 川上泰彦)

 

<研究論文>

  • 韓国ソウル市の革新学校における教師の自律性に基づく学校改革―学校運営への教師の参画を中心に―(筑波大学大学院 吉川麻紘)
  • クラフトとしての経営に基づくスクールリーダー教育に関する考察―A.ブルーンバーグのスクールリーダー教育論に着目して―(大分大学 山本遼)

 

<シンポジウム>教師を取り巻く労働環境を考える

  • 長時間労働を削減するのは誰か?(西日本新聞報道センター編集委員 四宮淳平)
  • 教員のウェルビーイングを高める働き方改革(愛媛大学大学院 露口健司)
  • 過重労働の背景を探る(早稲田大学名誉教授 油布佐和子)
  • 指定討論:教育経営学は教職員の労働環境改善に貢献できるか?(前日本教育経営学会会長 木岡一明)
  • 総括(長崎大学 畑中大路)

 

<若手研究者のための研究フォーラム>若手研究者が考える教育経営学研究の現在地と展望

  • 教師の「深い」省察を支え促す改革方途の究明(茨城大学 髙野貴大)
  • 教育経営学は教師の「権利向上」に貢献しうるか―韓国における教員労働組合と専門職教員団体の拮抗と連携―(九州産業大学 鄭 修娟)
  • 組織社会化・経験学習・組織開発―学習という視点から教職員と学校組織との関係にアプローチする―(帝京大学 町支大祐)
  • 議論のまとめ(大阪産業大学 西野倫世・崇城大学 原北祥悟)

 

<課題研究報告>教育経営学研究の新機軸の探究(3)

  • 学校という「組織」の成り立ちと教育経営学研究の課題―インタビュー・データの再分析を通して―(沖縄国際大学 照屋翔大)
  • 教育経営学研究の新機軸の探究(京都教育大学 竺沙知章)
  • 討議のまとめと今後の課題(静岡大学 武井敦史)

<実践研究フォーラム>「実践の価値が表現される記述」の生成と共有の重要性について考える

  • 「実践の価値が表現される記述」の生成と共有の重要性について考える(大阪公立大学 辻野けんま・元常葉大学 一之瀬敦幾・立命館大学 柏木智子・山形大学 吉田尚史)

 

<書評>

  • 浜田博文・諏訪英広編著『校長のリーダーシップ―日本の実態と課題』(長崎大学 畑中大路)
  • 露口健司著『教員のウェルビーイングを高める学校の「働きやすさ・働きがい」改革』(宮城教育大学 本図愛実)
  • 西野倫世著『現代アメリカにみる「教師の効果」測定―学力テスト活用による伸長度評価の生成と功罪』(法政大学 仲田康一)
  • 大脇康弘・スクールリーダー研究会+編著『教育実践の物語を紡ぐ―実践研究 教師のライフコース』(上越教育大学 安藤知子)
  • アンディ・ハーグリーブス&マイケル・フラン著(木村優・篠原岳司・秋田喜代美監訳)『専門職としての教師の資本―21世紀を革新する教師・学校・教育政策のグランドデザイン』(三重大学 織田泰幸)

 

<教育経営学研究動向レビュー>

  • 子どものウェルビーイングと教育経営に関する研究動向(高知大学 柴田里彩・上越教育大学 留目宏美)

 

日本教育経営学会第64回大会報告(第64回大会準備委員会委員長 元兼正浩)

 

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